イルカオナニー

人間の女性は相手してくれない。そんな僕のようなヤラハタが人間以外のメスに興味をもつというのは珍しくない。例えば、ウサギは人間の7倍の性欲を持っているという話を聞き、ウサギの交尾の動画を見てオナニーしてみたなんてYouTubeに投稿してBANされた童貞も珍しくないだろう。

そんな常に性に貪欲な人間がイルカの膣が名器であるという話に出会うのは容易い。名器と言われても、そもそも人間の女性器の感覚がわからないので水族館を訪れ従業員に

「イルカ1匹貸してください。早漏なのですぐ終わります」

と言って、イルカを借りてイルカの膣にちんぽを突っ込んでも快感が相対的なものでなく絶対的なものになってしまう為、思ってた程気持ち良くなかったという感想になる懸念がある。それでも、童貞はそんなシチュエーションに憧れるのではないだろうか。 

「イルカの膣はどんなものなのだろう」

気付けば、そんな好奇心で脳は埋め尽くされる。

 

「イルカとSEXしたい」

 

こんな風に、恋のように気付けばイルカとするSEXする事を考えている。

 

しかし、AIDSの感染源がチンパンジーとSEXをしたゲイの男性という話があるように動物とするSEXは病気の危険が孕んでいる。

1度の快感の為に一生の苦しみを背負える勇気がある人間は童貞にはならない。そんな勇気があれば、ネカマだろうが何だろうが一生フリ素になる事を顧みずに自らのちんこ画像を他人に送り付けてでもSEXをする。勇気もバイタリティーもない人間が童貞になる訳だから、イルカとするSEXを夢見る童貞は、結局夢だけに終わってしまうのが悲しい現実である。

 

そんな、童貞の夢を少しでも叶えてあげようと発売されたのがイルカのオナホールだ。

サイバーイグアナという方が血の滲む思いで作り上げたそのオナホールは発売と同時に鯖落ちし3分で完売したらしい。

需要に対し供給が間に合わないのか、今も在庫は足りておらず、イルカとのSEXに憧れた僕は未だにイルカのオナホールを手に入れられずにいる。

仕方なく、僕はイルカのショーの女性を射精管理するお姉さんと捉え、イルカを射精管理されるオスに見立てる事でイルカのショーを1つのエロシーンとして見てオカズにする『イルカオナニー』しか出来ずに日々過ごしている。